システムエンジニアと聞くと、プログラミングなど高度な技術力さえあれば活躍できると考える人もいるかもしれません。しかし、実際の現場で評価されるシステムエンジニアは、技術力に加えて人間的なスキルを兼ね備えています。
最も重視されるのが、コミュニケーション能力です。システムエンジニアは、顧客の漠然とした要望を具体的な形にすることから始まります。相手が本当に求めていることを引き出すヒアリング力、専門用語を使わずにわかりやすく説明する力、チームメンバーに設計内容を正確に伝える力などあらゆる場面でコミュニケーションが求められます。
次に不可欠なのが、論理的思考力と問題解決能力です。顧客の要望は、時として複雑で矛盾をはらんでいることもあります。それらを整理し、筋道を立ててシステム全体の構造を考えます。また、プロジェクトの進行中は予期せぬトラブルや技術的な壁がつきものです。その際に、問題の根本原因を突き止め、限られた時間や予算で最善策を見つけ出す能力はシステムエンジニアの腕の見せ所でしょう。
さらに、プロジェクトリーダーのような上の立場になればマネジメント能力も必要です。全体のスケジュール管理と進捗具合に気を配り、チームが円滑に動くように調整します。システムエンジニアは、プロジェクトをゴールへと導く司令塔のような役割も担うのです。技術力の上にビジネススキルを積み重ねていくことで、市場価値の高いシステムエンジニアに成長できます。